TOP SPEED ウルトラミネラルタブレット
去年までは、夏のトレーニング時のドリンクは、梅丹の電解質パウダーを使っていた。
電解質パウダーは、ナトリウムの量が500mlあたり861mgとほかに類を見ない多さで、かつクエン酸も配合していて、美味しくないけど真夏の必須アイテムだった。
しかし、梅丹が小林製薬の子会社になった影響なのか、商品ラインナップから消えてしまった…
ということで、それに代わるものを探していていろいろ試した結果、
現時点ではTOP SPEEDのウルトラミネラルタブレットが一押しだ。
結構いい感じなので、特徴などを書いてみる。
ミネラル含有量が多い
やはりなんといっても、ミネラル含有量の多さがいい。
どのくらい多いのか比較するため、ウルトラミネラルタブレット、ポカリスエット、アクエリアス、それから発熱や脱水時にいいとされているOS-1の比較表を作ってみた(500mlあたり)。
※ポカリスエットとアクエリアスは、公式サイトではナトリウム含有量ではなく、塩分相当量として表示されているので、簡易的な計算で出している。
表で見ると、一目瞭然。ポカリやアクエリよりミネラル含有量が圧倒的に多い。
梅丹の電解質パウダーよりナトリウムは少ないが、他の3つのミネラルは超えている。
そして、驚くことに、OS-1よりも含有量が少し多い。
真夏のトレーニングでは軽い脱水症状になりがちだが、このミネラル含有量は症状の緩和に役立ちそうだ(私自身、今年は脱水症状なし)。
大量の汗をかく真夏の耐久レースでは、普通のスポーツドリンクを飲んでいると逆に脱水(低ナトリウム血症)になる可能性があると言われているだけに、ナトリウムをはじめとしたミネラル含有量には注意を払いたい(以下の記事を参照)。
参考記事:夏の耐久スポーツ、水分補給と熱中症対策の「新常識」を知っているか?
https://masujiro.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-6855-2.html
クエン酸と重曹も入っている
クエン酸は、疲労回復効果や基礎代謝を上げてエネルギーの産生を促すという効果がうたわれているが、さらに、ミネラルの吸収を高めるとも言われている。
また、重曹は、乳酸系のエネルギー供給回路を使って、短時間で高いパワーを出す場合の持久力を高める効果が高いという研究があり、疲労に対する耐性を上げると言われている。
(摂りすぎると胃腸に負担がかかるという報告もあり)
両方とも含有量は記載されていないが、重曹などは、一般のスポーツドリンクに含まれているのは見たことがないので、ユニークと言えるだろう。
携帯性がいい
500mlに2錠溶かすのだが、1錠が小さく、小袋に入れても邪魔にならない。
また、以前別のタブレット型のもので、背中のポケットに入れていて溶けたことがあったのだが、こちらはそれがない。
糖分があまり含まれていないからだろうか、熱に強い。
甘さ控えめ
甘さは結構控えめだ。
成分表でもカロリーは2粒で10kcalと低く、糖分が多くない。
それもあって、ライドの後半になっても胃のなかで溜まっているような感じがすることなく、飲みやすい。
糖分については、ある程度の濃度があったほうが吸収性がいいということもあるので、最初の1本目では糖分を追加し、2本目以降は胃の状況や体質などを考慮して、糖分の追加量を減らしたり、そのまま飲むという方法も良さそうだ。
まとめ
比較的手に入りやすく、1回当たりのコストも121円ということで、ミネラル含有量を考えれば結構お得だ。
真夏のトレーニングで熱中症になってしまうと、体力の回復に時間がかかり、トレーニング効率も落ちてしまうので、小さいことだが、こういったことの積み重ねは大事だと思う。
メーカーHP