CYCPLUS F1 レビュー

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久しぶりの自転車関連用品レビュー

ローラー用のファンなんて、値段も高いし、扇風機と何が違うの? と思って気になってはいたもののスルーしていた。

しかし、これ、今年買ってものの中でもかなりの当たりだった。

 

機能の概要や細かいことは他にもレビューがあり、私も同様の感覚なのでそういったものは譲るとして、私自身、購入時には知らなかった機能についてレビューをする。

 

1.電源はスマホアプリからON・OFF、両方可能

IT技術者さんのレビューだったか、確か、電源オンには物理スイッチを押す必要があると書いてあったと思うが、アップデートされたのか、スマホアプリから電源を入れることができる。

冬のインドアトレーニングでは寒いので最初はオフの状態から始めたい方も多いと思うが、この機能はありがたい。

 

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2.手動での調整が細かくできる

夏は基本的に心拍連動モードで使っていて、強度に合わせて風量が変化するので、風量を気にせずトレーニングできる。これは他のレビューにもあるように素晴らしい機能だ。

問題は冬なのだが、心拍連動モードにすると風が強すぎて寒い。

これはこのファンに限ったことではなく、普通の扇風機でも風量の設定が難しいと感じる方は多いだろう。

そこで手動で風量を調整することになるのだが、スマホアプリから操作できる手動モードでは、まず、下の写真にあるように⚪️を指でスライドすることによって、風速を調整することができる。

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これだけでも非常に便利なのだが、さらに鉛筆のマークをタップすると、任意で風量を入力して調整することができる。入力できるのは5〜100なので、ほぼ無段階で調整できる。

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普通の扇風機だと、この風量じゃ暑い、でもこの風量じゃ寒い、中間がない、ってことが起こりやすいが、この調整幅のおかげでかなり快適にトレーニングできている。

 

普通の扇風機と比較して確かに値段は高いが、高価な機材で自転車をカスタマイズするより練習環境を整える方が効果が高いと考えているので、とても良い買い物だったと感じている。

定期的にセール(3万円を切る)になるので気になる方はそこを狙ってみてはどうだろうか。

 

 

 

 

 

多様性なんて簡単に語れない。でも

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正欲 朝井リョウ

 

多様性の時代、ダイバーシティ、人それぞれみんな違うから、様々な人々が互いを理解し尊重することで、多様な視点からイノベーションが生まれるし、より活気に満ちた社会が実現する、なんて言い方はマジョリティの視点かもしれない。

 

この小説の登場人物の何名かは、異性や同性ではなく、「水」に性欲を感じる。人ではなく物質に性欲を感じる。

水がこぼれたり、圧縮されて勢いよく噴出したり、水風船が割れたり、個人で好みも異なる。世間では性欲の対象と見られていないものに興奮する。

 

そんな彼らから見た世間は、

 幸せの形は人それぞれ。多様性の時代。自分に正直に生きよう。

 そう言えるのは、本当の自分を明かしたところで、排除されない人たちだけだ。(283ページ

LGBTQであることを公にしても、排除されない時代になった。

しかし「水」が性欲の対象だと言ったらどうなるだろう。

 

これは本人たちのこれまでの人生や選択の結果ではない。生まれながらのものだ。

 一緒にトラウマを乗り越えていきたい?笑わせないで欲しい。自分が抱えているものは、トラウマなんかではない。理由もきっかけも、何もなく、そういう運命のもとに生まれた、ただそれだけのことだ。こうなってしまった。自分には、何かしらの原因があって、それを吐露する場があれば、何かが癒される変化するような次元の話ではない。(396ページ)

 

 世間が判断する”性的なもの“が、いかに限定的で画一的か。それを排斥すれば世の中に漂う”性的な感情“や”性的な視線“も一緒に排斥できると言う幸せな思い込みは、単純に直線的だからこそ強い力を持つ。思想や情動も論理で説明できると思っている人たちが打ち立てる規制は、生身の人間の内側にはいつまでたっても到達しない。(334ページ)

 

 人間は結局、自分のことしか知り得ない。社会とは、究極的に狭い視野しか持ち合わせてない個人の集まりだ。それなのにいつだって、ほんの一部の人の手によって、すべての人間に違う形で備わっている欲求の形が整えられていく。(359ページ)

 

人は性的な興奮を他者に見られることにある種の後ろめたさを感じる。人に見られてはいけないものだと感じる。

水に性欲を感じる登場人物たちも後ろめたさを感じるが、そもそも彼らが性欲の対象としているものを誰もそうだとは認識していない。誰にも理解されない。

 

 性的対象はただそれだけの話ではない。根だ。思考の根、哲学の根、人間関係の根、世界の見つめ方の根。遡れば、生涯の全ての源にある。そのことに、多数派の人間は気づかない。気づかないでいられる幸福にも気づかない。

 他者が登場しない人生は、自分が生きていくためだけに生きていく時間は、本当に虚しい。その漆黒の虚しさを、誰かにわかってもらおうなんて思わない。だけど、目に映る全員に説いて回りたい。私はあんたが想像もできないような人生を歩んでるんだって叫び散らして、安易に手を差し伸べてきた人間から順に殺してやりたい。(246ページ)

 

理解されず、社会と繋がれない人生は辛すぎる。

多様性なんて簡単に語れない。

 

 まとも。普通。一般的。常識的。自分はそちら側にいると思っている人はどうして、対岸にいると判断した人の生きる道を狭めようとするのだろうか。多数の人間がいる岸にいるということ自体が、その人にとって最大の、そして唯一のアイデンティティーだからだろうか。だけど誰もが、昨日から見た対岸で目覚める可能性がある。まとも側にいた昨日の自分が禁じた項目に、今日の自分が苦しめられる可能性がある。

 自分とは違う人が生きやすくなる世界とはつまり、明日の自分が生きやすくなる世界でもあるのに。(372ページ)

 

 みんな本当は、気づいているのではないだろうか。

 自分はまともである、正解であると思える唯一の拠り所が”多数派でいる“と言うことの矛盾に。

 三分の二を二回続けて選ぶ確率は九分の四であるように、多数派にずっと立ち続ける事は立派な少数派であることに。(427ページ)

 

ここまでくると、多様性に対する向き合い方をどうすればいいのかわからなくなってくるが、物語終盤に八重子の言ったことが、著者も言いたかったことなのかもしれない。

 

「何か話していいのかわからないなら、何からでも話していこうよ! もっとこうして話せばよかったんだよ、きっと。私もいろいろ勘違いしてたし、今でも誤解してることいっぱいあると思う。でも、もうあなたが抱えているものを理解したいとか思うのはやめる。ただ、人とは違うものを抱えながら生きていくってことについては、きっともっと話し合えることがあるよ」

「〜全然違う頭の中の自由をお互い守るために、もっとつながって、もっと一緒に考えたい。〜」(459ページ)

 

 

 

 

 

自分の生産性は、基本的に上司や組織の生産性を超えることはない

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勝間家電 勝間和代

 

大雑把にいうと、便利家電の導入や家具、住む家などの見直し、仕事道具の導入により、自分時間を増やして人生を楽しもう、という本。

見事に、ヘルシオ、ホットクック、ルンバが欲しくなった笑

 

それはさておき、この本で良かったのは、全5章ある各章の冒頭でイントロダクションとして、考え方のベースが示されているところ。

特に第2章「ムダな仕事」をしてはいけない、は印象に残った。

 

自分の時間を手に入れるには、仕事の効率化が欠かせないが、多くの人は「もっと働けばなんとかなる」という神話を信じている。

しかし、現代では労働生産性の役割は小さく、資本生産性に置き換わっている。

  • 労働生産性:「実際に人間が手や頭を動かして」得られる付加価値をベースにしたもの
  • 資本生産性:「コンピュータをはじめとしたテクノロジーや機械などのモノを活用して」得られる付加価値をベースにしたもの

ハンドメイドのものが市場にあまり流通していないのは、労働によって生み出されるものの品質が全体的に低く、割高だからだ。

ほぼ全ての製品やサービスは、なんらかの形で資本生産性を活用している。

そんな中、単純労働に頼り、働く量を増やしても生産性は向上しない。

 

また、日本の企業組織では人事評価において、個人の労働生産性で評価するのではなく、その人がいかにチームに溶け込んだか、場の空気を乱していなかったかといった「文化」で評価する組織も多い。

そういった職場で働くときに大事なことは、労働の総量は増やさずに、労働生産性を上げて労働時間を制限することだと著者はいう。

「生産性とは関係ないところで評価される世界」で労働の総量を増やすのは、「あいつは残業して頑張っている」という文化的な評価を受ける可能性はあるかもしれない。しかし、その文化の判断基準は曖昧であり、曖昧な判断基準のためにどのくらい労働を増やしたらいいのか、全くムダになるかもしれない残業時間、その状態は労働の奴隷と言ってもいいだろう。

 

なにより気づいてほしいことは、あなたの生産性はあなたの上司の生産性、あなたの会社の生産性を超えることは「基本的にない」ということです。(P75)

 

この部分には思わず唸ってしまった。

思い当たるというか、なんというか…

 

 

 

2025年味噌仕込み

 

今年で3回目の味噌作りになる。

過去2回の経験を活かして今回はかなり順調だった。

以下、備忘録を兼ねたメモ。

 

【材料】

・大豆・・・2キロ(秋田県産、無農薬、化学肥料不使用だったはず。ハッピーモアで購入)

・羽場のこうじ・・・2.4キロ(2キロの予定だったが、冷凍庫で余っていたものを追加)

ぬちまーす・・・1キロ(去年は800グラムだったが、基本的な分量にした)

 

出来上がりは8キロ程度になるらしい。

 

 

大豆は前日にエンバランス容器で戻した(写真は戻した後に水を抜いたもの)

 

【機材】

・活力鍋1台(新規投入)、圧力鍋1台、電気圧力鍋1台

・電動ミンサー(新規投入)

・エンバランス容器6リットル✖️2(去年1つに入れようとしては全く入らず焦ったので、1つ追加)

 

 

圧力鍋は火力のものは2回、電気は1回で2キロ分の大豆を蒸すことができた。

去年と違い大幅な時間短縮。

味噌用に蒸す大豆は取説の時間設定よりは少し長めにしたほうがいいかもしれない。

 

 

 

圧力鍋で大豆を蒸している間に麹と塩を混ぜて塩切り麹を準備する。

 

 

 

蒸し終わった大豆から順次ミンサーで潰す。

去年までは蒸した大豆を潰すのに大きな袋に入れて足で踏んだりしていたが、潰しムラが出るのと、袋が破れるのがストレスだったので、電動ミンサーを導入。

綺麗に潰れ、これも時間短縮になった。

 

 

ミンサーで潰しおわった大豆を混ぜながら温度が下がるのを待つ。

人肌ぐらいと言われているが、具体的に何度ぐらいがいいのかは不明。60度以上だと麹が死滅してしまうらしい。

とりあえず40度ぐらいまでは下がってから入れた。

 

 

大豆と塩切り麹を混ぜる。

量が多いので力仕事。

一回り大きいたらいにしたほうが良さそう。

頑張って混ぜたが、底のほうに少し混ぜきれていない部分があった。

 

 

今回工夫したポイント。

1年目に蓋をした際に木製のため、湿気を吸いやすくカビが発生しやすかったので、エンバランスのラップで完全防備。

 

 

2つの容器に木の蓋をしてその上から塩の重し(各1.5キロ)を乗せた。

そして、エンバランスの蓋もしっかり閉めた。

時間短縮により午前中で作業終了。

半年後の出来上がりが楽しみだ。

 

 

 

 

2024年味噌仕込み

 

去年初めて味噌を仕込んだが、想像以上に美味だったので、今年もチャレンジ。

去年は分量などをメモしておくことを忘れてしまったので、備忘録として書く(と言っても、仕込んでから2週間経ってるからすでに記憶が曖昧…)。

 

仕込み日

・2024年1月14日

 

材料

・国産無農薬大豆(ハッピーモア市場で購入)・・・2kg

・羽場のこうじ・・・2kg

ぬちまーす・・・800g

 

去年はこくが出るとのことで黒豆も混ぜたが、今年は黄大豆のみ。

 

以下、今回のトラブルや来年に向けて改善点

・前日から大豆を戻す水は、6リットル以上必要だと思われる。500mlのペットボトルを使ったら、何本も使ってしまい、効率悪かった。

・大豆を水に戻すための容器はできるだけ大きく、深さのあるものを用意したい。今回は3つの容器を使ったが、面倒だった。

・大豆を蒸すのに、圧力鍋、電気圧力鍋、ストウブ20cmの3つを使った。2kgの大豆を蒸すには、今あるこれらの鍋の容量では3〜4回に分けて蒸す必要があり、時間がかかる。

・しかも今回はガスの圧力鍋の蓋パッキンの劣化のせいなのか、圧力がうまくかからず、電気圧力鍋は5回回すことになった。

・ストウブは美味しく食べられる程度に大豆を柔らかくすることはできるが、味噌作りのために芯がなくなるまで柔らかくするには相当の時間が必要。

・蒸した大豆を潰す際は、去年と同じくビニール袋(5斤)を2重にして入れて、足で潰した。楽だがムラが出るので、次はポテトマッシャーなどを試してもいいかも。ブレンダーは試してみたが、全く役に立たず。

・去年は上記と同じ分量で、エンバランスの丸型フードコンテナ6リットルにギリギリ収まったが、今年は入らず。原因不明。どちらにしろ余裕がないため、6リットル×2にした方が良さそう。

 

去年は3ヶ月後ぐらいから少しずつ使ったが、コクの出てくるのは半年後あたりからだったため、今回は半年はしっかり寝かそう。

 

 

 

 

栄養素が体内でどのように利用されるかまで考える

超人をつくるアスリート飯

田豊

 

ロードバイクで身体を酷使するようになってから10年以上

年齢を重ねるごとにリカバリーに時間がかかり、40代も半ばを過ぎて、負荷の高い練習の頻度も自然と少なくなってきた。

仕方のないことだが、少しでも抗うべく、また、人より身体が弱いところがあるため、食事、栄養面には気を使ってきた。

 

アミノ酸、タンパク質、ビタミン、ミネラル摂取量などを意識し、分子栄養学、オーソモレキュラー、メガビタミン、糖質制限(ファットアダプト)、グルテンフリーなど、様々な考え方や手法を自分自身の身体で試してきた。

これまでの取り組みで、ある程度成果が出ている部分もあるが、気を遣っている割には物足りない、何かが欠けている気もしていた。

この本に書かれていることは、私がこれまで取り組んできた考え方と異なる部分が多々あるが、経験的に納得できることもあり、考え方の根本を変える必要があるかもしれないと思いはじめている。

 

本書の肝となる部分は以下のところだと感じた。

栄養素が体内でどのように利用されるか、それをふまえて栄養素の接種源をどのように取捨選択すべきかという、いわば「生化学×栄養学」に基づくアウトプットの重要性(P27)

 

具体的なところとして、タンパク質に関する部分を紹介する(一部私見あり)。

激しいトレーニングをしている者にとって、リカバリーのために運動後○○分位内にプロテインを飲む、というのは半ば常識のようになっている。

しかし、接種したタンパク質がそのまま直接筋肉のダメージ回復に使われるわけでは無い。各種細胞や酵素、ホルモンなどの材料にもなる。

本書では、食事から得たタンパク質は「人間用タンパク質」に作り替えてこそ、初めて意味をなすものであり、「人間用タンパク質」をいかに正しく作り出し、正しく働かせるかがタンパク質を論じる上で重要だとしている。

 

一般的に、タンパク質の1日あたり接種目安量としては、体重1kgあたり1gのタンパク質摂取量が必要と言われており、体重60kgの方であれば60gのタンパク質が必要ということになっている。

ところが、体内で1日に新たに作り出される「人間用タンパク質」は230g以上にもおよぶ。差分の170gはどこから?ということになるが、「腸由来」のものが70g、「体内由来」のものが100gほどになるらしい。

腸由来のものは、腸壁から剥がれ落ちた細胞、消化に利用された消化酵素などで、腸内で再吸収される。体内由来のものは、筋肉、血液、ホルモンなどを構成していたもので、全身の細胞内でそのまま再利用されている。

ここが重要なところだが、体内由来のものは、不要になった「人間用タンパク質」をいったん分解し、用途に応じて作り直すということが、一つ一つの細胞内で行われている(再利用・リサイクルされている)ということだ。

つまり、細胞内で行われるタンパク質の再利用・リサイクルをいかにスムーズに行えるよう環境を整えるかが、筋肉の再合成を含めたリカバリーにとってより重要ということになる。

 

再利用を阻害するものとして、例えば、AGEs(終末糖化産物)がある。これはタンパク質と過剰な糖が結びついてできる物質で、タンパク質を変性、劣化させ、本来の働きを失わせると言われている。肌のくすみなどの老化の原因とも言われているが、タンパク質のリサイクルを阻害するからくすみも生まれ、老化するのだろう。

また、牛乳由来のプロテインを飲んで、お腹が張る、おならが臭くなるなどの経験をしたことはないだろうか。

これは消化しきれないタンパク質が大腸の中で腐敗してガスが発生している現象であり、栄養素として無駄というだけでなく、逆に毒素になっている。

最近では腸内環境が悪くなるのを防止するために、乳酸菌などを添加したプロテインもあるが、お金をかけて接種したプロテインを消化しきれないのにさらに乳酸菌が入ることによって普通のプロテインより高価になって…本末顛倒???

(西洋医学的な発想とも言える)

 

タンパク質の摂取量を増やしてもせいぜい100gをちょっと超えられるか、それに対し、体内では170gをリサイクルしている。体外からの100gもいいが、170gをいかにスムーズにリサイクルできるかが、身体作りやリカバリーの鍵ではないだろうか。

 だからこそ、タンパク質を接種することよりも、いかに正しく利用し、正しくつくり出し、そして正しく機能させるかのほうが、はるかに重要なのです。 〜中略〜 アスリートには「タンパク質をしっかりとろう」ではなく「自分のタンパク質を上手に使おう」とアドバイスし、その意味や方法を分かりやすく伝授しなければなりません。(P59)

 

運動してるから体重×2グラムのタンパク質摂取を目指そう!という単純なものではなく、タンパク質が体内でどのように利用されるか、それをふまえてタンパク質の接種源(肉、魚、乳製品、豆類、ナッツ類など)をどのように取捨選択すべきかを考える必要がある。体内でうまく利用できないタンパク質をたくさん摂取しても身体に負担がかかるだけなのだ。

また、必要以上の糖質や、精製された糖質は先に述べたようにリサイクルを阻害する原因になるので要注意である。

 

他に書かれていることとしては、

・肉食(中心)を避けるべき理由

・良質な炭水化物としての玄米食

・共に暮らす仲間のために食べる。ミトコンドリア、腸内フローラ

・炎症のコントロール、良質な脂質の選択

・本物の塩(自然塩)をとる

・ミネラルファスティング

などなど

 

肝となる部分を言い換えると、栄養素の種類や量を計算して食事やサプリメントを摂るだけではダメで、胃や腸でどのように吸収され、活用されるかまで考える必要があるということである。

便秘や下痢を繰り返すような腸内環境ではどんな栄養を摂っても吸収されないし、胃腸が消化しきれないようなタンパク質を摂っても意味がない。胃腸の環境を整えることは最重要事項かもしれない。

 

エビデンスがしっかりしている記述もあるが、著者個人の経験に基づいて書かれている割に断定的な表現もあったりで、少し惜しいところもある。

もっとも、個人的にはエビデンスに拘りすぎるのもどうか、とも思うのでこれはこれで良いかなと。

 

 

 

 

人生とは時間の投資である

時間を使いこなせば人生は思い通り

神時間力

星渉

 

普段だったら手を出さないようなタイトルだが、ここのところ時間の使い方が下手だと感じていて(ブログも書けず)、どうにかしなければと感じているところで目に留まった本。いい意味で裏切られた。

 

本書は冒頭で、仕事やプライベートに忙しい現代人は、タイムマネジメント、時間術、タスク管理、効率化、そんなことばかり考えているが、『人生の時間とは自分の命の残り時間』だというそもそもの本質がわかっていないと指摘する。

 

時間効率を追求するのがうまい時間の使い方だとすれば、現代人は命の時間をただ大量のタスクをこなすために使っていることになるのだ。

 

本書では、人生とは時間の投資である、という。

時間を投資資金に例え、24時間という限られた時間を何かに投資していると考えるだけで感覚が変わるというものだ。

 

どんな人間にも人生の残された時間は決まっている。

人生から得たい結果は何か、残された時間を使って何を得たいか。

何を得たいかが明確になれば、時間の使い方が明確になる

得たくもないもののために使っている時間はない。

 

そんなこと言っても、毎日忙しくて、今何を得たいか考える時間がない、というなら、自分の人生の時間で何を得たいのか考えるより、目の前の仕事や家事をこなし続けることが今の自分に大切なのか考えてみると良いだろう。

自分が時間を投資して、得たい結果は何なのかを決めない限り、毎日の24時間の投資は「目の前のやらないといけないこと」や「娯楽」のみに流れていってしまう。

 

どのようにすればいいかも具体例とともに示されている。

時間もお金と同じで、大切な何かに使うなら、先に確保する

お金を貯める時に、給料日から一定額を定期や財形貯蓄するのと、1ヶ月やりくりして残ったお金を貯める場合に、確実にお金を貯められるのが前者になる方が多いだろう。

時間の場合なら、翌週の金曜が締め切りの仕事があった場合、「来週中に資料を作る」という目標を立てがちだが、そうではなく、「来週水曜の14時から16時に資料を作る」というように、いつやるかを設定する

時間を先に確保するのだ。

 

そのほか、優先順位の決め方(得たいものの見極め)、完璧主義やスマホの問題、マルチタスクは存在しない(タスクスイッチングの回数を減らす)など、実際に限られた時間を自分が得たいものに投資するための方法が示されていて参考になる。

 

まずは、締め切り設定ではなく、いつやるか設定に切り替えるところから始めてみようかな。