S-WORKS 7 インプレ 快適なのにしっかりホールド
S-Works 7
シューズを新調した。
2ヵ月ほど使用したので、現時点でのインプレを書いてみる。
軽い
まずは重量(サイズは42.5)。
左右とも230グラム台、とても軽量だ。
これまで使用していたSIDIのSHOTは、同じ42.5で312グラムだった。
なんと、80グラム近く差がある。パーセンテージにすると、S-worksはSHOTの75パーセント。
体感としてもかなり軽くなっているのを感じる。
違いを把握するために、ローラーに乗りながら交互に何度も履き比べていると、S-worksは、裸足でペダルを踏んでいるような感覚になるほど。
アッパーがいい感じ
アッパーはスペースシャトルのブレーキ用のパラシュートに使われる「Dyneema」が使われている。前のモデルでも同じ素材を使っていたようだが、今回のモデルは「Dyneema メッシュ」 という素材になっていて、横方向に伸びて縦方向には伸びにくいらしい。
これが思いのほかフィットする。
快適な履き心地なのに、しっかりとホールドしている。
履いていて、圧迫感も少なく、靴のなかに少し余裕があるような状態でありながら、力任せにペダリングしても靴のなかで足が動く感じがしない。
踵の固定力がちょうどよい
前作では踵がかなり固かったため、購入を断念した経緯がある。
今回のモデルはだいぶ柔らかくなったというか、固定はしっかりしているけど、無理に踵を固定しようとしていない印象を受けた。
BOAダイヤルがよい
BOA社と共同開発したという「カスタムS3 BOAダイヤル」。スペシャライズドでしか採用しないようだ。
CNCアロイを使用し、デザインが美しいのはもちろんだが、とても調整がしやすくなっている。
調整するときに、小さく「カチッ」と音がなり、締めたり、緩めたりする感触を感じるが、抵抗感が少なく、とてもスムーズだ。
指でつまむ部分の表面に小さなギザギザがあるため、指が滑ることもない。
インソールは物足りなかった
このシューズで唯一、不満が残ったのはインソール。
スペシャライズドのサイトでは、「縦足弓アーチサポートで、ペダリング中に土踏まずのアーチがつぶれるのを防ぎ、全てのワットを無駄なくペダルに伝える」と書いてあったが、個人的にはアーチのサポートが弱い印象を受けた。
この点については、「Superfeet」のインソールを入れることで解消したのだが、そのインプレはまた別の記事で書こうと思う。
2018.11.20追記
インプレ記事は↓
【インプレ】SUPERfeet(スーパーフィート)カーボン - ◎晴輪雨読☆
まとめ
履き心地がいいのに、しっかり足をホールドしてくれる。
相反する機能を絶妙なところで両立させているシューズだと思う。
フィット感には個人差がでてくるが、足型が合うなら是非おススメしたいシューズだ。